2018
2/19
歯科医院における外科処置
昨日は、横浜総合病院口腔外科部長である今村先生の[歯科医院における小手術のポイント]研修会に参加してまいりました。一般の方が歯科医院における手術としてイメージ出来るものとしては、抜歯,インプラントくらいでしょうか・・・我々歯科医師は日々の診療において、様々な外科処置をおこなっております。抜歯、歯周外科、歯肉の移植、舌・頬小帯の切除術、粘液嚢胞の摘出、歯肉切除、歯根端切除術、骨整形術、骨造成術、口腔前提拡張術など多岐にわたります。
解剖の熟知、正確な術前評価、明視野での手術環境、正しい体位と両手の扱い、自分にあった適切な器具の選択、常に左手の訓練を行うなど口腔外科医のエキスパートの先生ですら基本に忠実に日々の臨床に取り組まれていることが理解でき大変参考になりました。最も印象に残った言葉として、治療時間の短縮より傷がはやく、かつ綺麗に治るよう、切開、縫合を心がけるというものでした。
医学的に必要な事とはなりますが、患者さんの体を傷つける処置である事に変わりはなく日々の研鑽を欠かすわけにはいかないと改めて感じた一日でした。