土曜日診療武蔵新城の歯医者|歯周病治療・歯周外科・審美治療
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2017

6/22

【インプラント治療】若い年齢層の方のインプラント治療も増えています

高齢者だけの治療ではない『インプラント治療』

当院のブログでは、当院の専門である歯周病に関連した記事の投稿が多いので、今回はめずらしく(笑)インプラント治療について書いてみたいと思います。

インプラント治療が脚光を浴び始めてから、およそ10年くらいの年月が経ちました。10年前の認知度と比べても、だいぶ一般消費者の皆様の中に『インプラント治療』という言葉が馴染んできて、日本においても当たり前の治療になりました。

インプラント治療とは、皆様もご存知の通り、なんらかの理由で、歯を失ってしまった場合に、その抜け落ちた部分に天然歯の根の部分を代わりをする人工歯根を入れて、再び噛む機能を回復させる治療のことです。

歯というものは『歯根(歯の根っこ)』が残っていれば、被せ物などの治療で歯を温存できます。しかし、歯根(歯の根っこ)を失ってしまうと、とたんに治療の選択肢がせばまります。これまでは、入れ歯やブリッジでしか対応の出来なかった治療の代替案として登場し、非常に優れた最新治療が『インプラント治療』です。

この治療が世に広まるまで、入れ歯は入れたくない!ブリッジは隣の歯を削る必要があり嫌だ!という方が多くいらっしゃいました。そんな方々の要望に応えるように、人工の歯根を植えるという画期的な治療法として、瞬く間に広まりました。

インプラント治療』は外科治療なので、”ちょっと怖い”と思われた方もいらっしゃいましたが、最近ではその漠然とした不安も、大分払拭されてきたように感じます。義歯とは全く異なる、美しさと噛み心地を取り戻すことができるということから、多くの方々に選ばれているようです。

そして、『インプラント治療』というと歯が抜けてしまった高齢者の治療のように思われがちでした。

しかし最近では、失った歯のために健康な歯を削りたくないという目的で、インプラント治療を希望される若い患者さんが増えています。

例えば、当院の患者様の症例をご紹介いたします。

下記の写真の方は、下あごの一本の歯が欠損して(抜け落ちて)しまっていました。たった1本の歯だけが無くて、他の歯はすべて健康な歯です。とてももったいないですよね。他の歯は、銀歯も無く、とてもきれいな歯になっています。
この患者様は30代という若さでしたので、患者さんの年齢を考えると、治療の選択肢としてはブリッジ、インプラントの2通りが考えられます。そして、様々なメリット・デメリットを考慮した結果、今後の長い人生を考慮したところ、両脇の歯を削ってしまうと、多くのトラブルを引き起こすリスクが多大にある事が、患者様の中で気になったようです。結果、ブリッジではなくインプラント治療を選択しました。

もちろん、インプラント治療は1本のみです。さらに、両脇の歯を削ることなく、新しい綺麗な歯が完成しました。

清掃状態もよく、インプラント周囲の歯肉の厚みもあり、長期的な維持・安定が期待できます。今後は最も大事なメインテナンスにてチェックを行っていきます。

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『インプラント治療』は痛い治療?

また、『インプラント治療』について、よく患者様からご質問をいただくことがあります。当院でも、よくある御質問をページにまとめておりますので、こちらをご参照ください。

そして、特に患者様からいただく質問で多いのが、“インプラント治療って痛いんでしょ?”、“手術の後すごく腫れるんですか?”という事です。

みなさん、あまり馴染みのない治療であり、はじめての方が多いので当然不安に感じるものだと思います。

もちろん、全く何もない(痛みも腫れも無い)とは言いませんが、ほとんどの患者様からは、“思っていたよりも手術が早くて、腫れも楽だった”という感想をいただきます。それは、当院の治療を評価していただけたことですので、とてもうれしく思うのです。

例えば、下記の患者様のケースをご紹介いたします。
この方のケースは、左下の第一大臼歯相当部に5.0×11㎜のインプラントを埋入する手術をいたしました。手術後は、腫れも痛みもほとんどなく良好な結果が得られました。

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これはどういうことなのかをご説明いたします。インプラント治療後の結果は、いかに診査、診断、計画の段階でしっかりした準備ができているかが大きく左右するのです。顎模型、レントゲン写真、ポケット診査表、口腔内写真など、多くの情報をもとに精密な診断を行い、綿密な治療計画を立てられたかどうかが、とても重要です。

これは、患者様側の問題ではありません。すべて歯科医師側の問題です。
どれだけ、手術前に患者様のアセスメントを行えたかが手術の成果に表れるのですから、我々歯科医師は、気を抜くことができないのです。

『インプラント治療』に重要な役割を担う歯科用CT

前述したとおり、インプラント治療の成功には、手術前診断が重要であることがお分かりいただけたかと思います。その手術前診断で、大きな役割を担うのが、歯科用CTです。インプラント手術前には、必ずCT撮影を行います。レントゲン画像だけでは分からない部分を、CT結果を見ながら、丁寧に診断していきます。

より正確な診査を行い、より正確かつ精密な治療計画を立てるためには、なくてはならない存在です。当院には院内に歯科用CTを完備しておりますので、安心してインプラント治療のご相談をいただければと思います。

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定期的にインプラント治療の症例もアップしていきますので、下記のページで御覧ください。ご不明な点はお気軽にご相談ください。